「デッドストック」という観点に、そのデニムを解析して糸番手から打ち込み本数まで新たに開発したデニムです。未使用のまま何十年も保管され、「酸化」した状態をイメージするため、全ての部材に経年変化を施しています。赤いピスネームは褪色しフェードピンクに。鉄製のボタンはその重みが伝わるかのような鈍い光沢を残したままやや黄変しています。鉄製で銅メッキされたリベットはそれぞれランダムな表情で穿たれ、革ラベルは当時の肉感と歪さを再現するため、アパレル製品では使用することの少ない「渋鞣し」のディアスキンを使用しています。
縫製仕様は1940年代の「大戦モデル」直後の個体を忠実に再現しており、武骨さと繊細さのミックスされた魅力的なディテールを踏襲しています。 |