ウエアハウスのネルシャツです。
ウエアハウスのネルシャツは、生地に日本では限られた地域にしか残っていない力織機を使用して生地を作っています。
デニムと同じで、ヴィンテージネルシャツの生地を織っていた糸は不均一なムラ糸であった時代です。
旧式の力織機で織る事で、糸本来が持つ凹凸を損なうことなく生地を織ることが出来ます。
生地になったネル生地は、当時の製法に倣って生地の裏に起毛加工を施しています。
起毛をかけることで柄に柔らかい表情が生まれます。
さらに起毛をかけることで生地に膨らみを生み、力織機ならではの肌触りをさらに柔らかなものに昇華させることができます。
このように、力織機で織られたネルは、糸そのものから再現することでこそ生まれる風合いを持っています。
それを見分ける最も簡潔な方法がセルビッチ(耳)の有無であり、1960年代頃までのヴィンテージネルシャツと同じように、
ウエアハウスでもマチ部分にセルビッチを使用しているのです。 |